2023-24シーズンのセリエA第5節、フィオレンティーナはアウェイでのウディネーゼ線を戦い、2-0で勝利しました。ウディネーゼ相手にチャンスを作られ続けるの苦しい試合展開でしたが、2戦連発となるマルティネス・クアルタのゴール、終盤のボナヴェントゥーラのゴールで3ポイントを獲得しました。
ウディネーゼ対フィオレンティーナ、フィオレンティーナの選手採点
以下はFiorentina.it、TMWによるフィオレンティーナの選手採点です。
テラッチャーノ
試合を通じてピンチが続くなか、トヴァン、サマルジッチ、エボセレ、ロヴリッチなどを相手に素晴らしいセーブを披露。両メディアで最高評価。FIIT「San Pietroが戻ってきました。遂に。」
ドドー
序盤に負傷交代。最初のプレーでトヴァンに抜かれ、ピンチを招く。
カヨデ
FIITは、守備ではタイミングのいいインターセプトなど、素晴らしいプレー。27分のクアメへの素晴らしいクロスもあったと言及。TMWははヨーロッパでの戦いのあと疲労もあるはずとしつつ、それに苦しんでいるようには見えなかったと高評価。
クアルタ
リーグで連続2回目のゴール。守備でも苦労するシーンはあるものの、ゴールは許さなかったと評価。両メディア得点力の高さにジョークを記載しており、TMWは「彼はイタリアーノのストーンズ、というよりもベリンガムのように見える。」、FIIT「エンゾラ、ベルトラン、その他の選手たちは参考にできるかもしれません…」。
ラニエリ
FIITは、イエローをもらいつつも、冷静に対応したと評価。TMWはルッカのフィジカルに苦しみながらも最終的にはペースを掴むことに成功したと評価しています。
ビラーギ
両メディア、エボセレとの対決に言及。TMWは1時間ほどは互角だったが、その後ウディネーゼに上回られたと表現。一方のFIITはさらに低い評価で「彼のサイドではエボセレは、ハキミ、もしくはカフーのようだった」と皮肉。さらに高すぎるポジショニングで、ルッカのゴール目前のシーンを招いたことも低い評価に繋がっているようです。
マキシム・ロペス
初の先発出場。FIITは、目立つことは少なかったが、ボールを速く動かして中盤でゲームを制御、ダイナミズムをもたらしたと評価。TMWは「仲間からのボールの供給が少なく、ほとんど攻撃的なインパクトがなかった。」と指摘。相手ボールでは少なくとも注意が払われていたと守備に一定の評価。
アルトゥール(75分-)
FIIT「試合の終盤を管理するために良く入りました。」
マンドラゴラ
中盤でバランスをもたらそうとするが、ウディネーゼは彼の周りからも攻撃を仕掛ける。TMW「他のメンバーと同様、精度は低い。」
ダンカン(75分-)
途中投入で積極性を見せる。エリアへの侵入から、ボナヴェントゥーラの得点につながる。
ブレカロ
戦術的な理由から右サイドでの先発。TMWは「役割を完全に理解しているようには見えない」と表現、ボールを持つ場面で影響力を発揮できなかったと、決定的な仕事がなかった点を指摘しています。FIITも同様の評価をしつつ、守備で有効だったと評価しています。
ミレンコヴィッチ(65分-)
安定感をもたらすための3バックへのシステム変更として投入。ロヴリッチへのパスミス以外は安定感を発揮。
ボナヴェントゥーラ
試合の決定的なシーンに関与する。クアルタへのアシスト、試合を決定づける2-0の得点。
クアメ
FIITは過去の試合と比べて精彩を欠いたと低めの評価。TMWによると、直近の活躍を見ると右サイドのほうが好ましいが、今日はエボセレの突破に対応するために左サイドに配置されたとのこと。そのためたびたびサイドバックのような役割をこなすことになったと守備面で一定の評価をしています。
ベルトラン(65分-)
攻撃において有効なプレー機会はほとんどなし。TMWは、多くの人がベルトランとエンゾラを同時に見たいと考えていましたが、「(今回は)間違ったタイミングだった」と表現しています。
エンゾラ
ほとんどチャンスもなく、未だ得点もなし。FIITは「いくつかのシーンでチームを助けた」としつつも、両メディアとも試合への関与は、いくつかのボールコントロールと、味方へのパスのみだったと記述しています。
イタリアーノ監督
多くの選手に疲労がある中でローテーションを行い、苦労した。ウディネーゼに20本のシュートを打たれ、守備面でも攻撃面でも課題が残る。65分からは3バックにシステムを変更し、有効に働いた。苦労をしたものの、5試合で10ポイントを獲得し、順位表でも上位に位置している。