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フィオレンティーナがカンファレンスリーグのグループステージ第4節でパフォスに3-2で勝利。

クアメが得点

フィオレンティーナは、前節ニコシア戦での敗北を払拭したいという意欲を見せ、キプロスの別チームであるパフォスとの対戦に臨んだ。試合開始から良いアプローチを見せたフィオレンティーナは、クアメが攻撃陣で最も積極的な動きを見せる。しかし、少なくとも2回のチャンスで精度を欠き、得点には至らなかった。

試合開始から約10分後、パフォスもスタジアム(フランキ)のピッチに慣れ、攻勢を仕掛け始める。前半の序盤で最も決定的なチャンスはハイロのものであったが、彼のシュートは枠を外れ、テラッチャーノを救う形となった。

不安が高まる中、フィオレンティーナにとって試合を優位に進める決定的な瞬間が訪れる。38分、ドドが右サイドを抜け出しクロスを送ると、いくつかのリバウンドを経て最終的にクアメが押し込み、4月以来となるゴールで1-0とする。このスコアのまま、両チームは前半を終える。なお、終了間際にはペペのシュートがテラッチャーノに阻止されるシーンもあった。

ヴィオラがリードを広げる

後半開始時点では、両監督ともベンチに手を付けず同じメンバーで再開した。数分後、フィオレンティーナにとって状況がさらに簡単になる。52分、ソッティルの見事なサイドからの仕掛けにより、ゴルダールのオウンゴールを誘発し、2-0とリードを広げた。

この2点目により、パッラディーノ監督は選手の体力をさらに温存することができた。62分には、先発メンバーの中核を担うドド、コムッツォ、ベルトランの3人が同時にピッチを後にした。しかし、パフォスも簡単には諦めず、パリージの判断ミスを利用してハイロを解放し、2-1とするゴールを奪った。

キプロス側に一瞬の希望が芽生えたものの、それも束の間。72分、フィオレンティーナが再び2点差にリードを広げる。カヨデの大きなクロスにマルティネス・クアルタが頭で合わせ、3-1とした。これで試合は穏やかに終わるかと思われたが、88分に再び波乱が。テラッチャーノの大きなミスでジャジャにボールを奪われ、3-2となる。

予想外に苦しい終盤となったが、フィオレンティーナは何とか任務を果たし、カンファレンスリーグで再び勝利を収めた。

テッラッチャーノ 4.5 – 前半のハイロの斜めシュートには対応したが、至近距離からのシュートには屈した。その後、3-2のゴールにつながる痛恨のミスを犯す。

ドド 6.5 – パッラディーノは彼を手放せないようで、今回も起用。1-0のゴールを生むプレーで期待に応える。その後、インテル戦を見据えて途中交代。

62分から カヨデ 6.5 – ドドという競争相手がいる中、与えられた時間を最大限に活かす必要がある。その期待に応え、3-1のアシストを記録。

ポングラチッチ 6.5 – 3か月ぶりに先発復帰。コンディションは良好のようで、前半には見事なクリアも見せる。

コムッツォ 6 – ハイロのマークを外してゴールへの道を開いてしまった場面はヒヤリとさせたが、それ以外は堅実なプレーを見せた。

62分から モレーノ 5.5 – 交代から数分後、エリア内でハイロにタイミングを奪われ、3-2のゴールを許す。

パリージ 6 – コレイアとの激しいデュエルを展開し、多くの場面で勝利する。ただし、一度だけ軽率なプレーがあり、それがゴールにつながるFKを招いた。

マンドラゴラ 6 – フルタイム+アディショナルタイムを消化し、コンディション向上を目指す。時折存在感を消す場面もあるが、3点目のゴールの流れに関与。

マルティネス・クアルタ 7 – 中盤起用という実験の主役となり、3-1のヘディングゴールでそのパフォーマンスを飾る。

75分から ルビーノ 評価なし。

イコネ 6.5 – カンファレンスリーグは彼にとって得意な舞台になりつつあり、パフォス戦でも良い印象を与える。しばしば予測不能なプレーを披露。

ベルトラン 5.5 – スロースタートで、意図的に力を抑えているのではと思わせるほど。1時間プレーするも、影の方が多い。

62分から ボーヴェ 6 – プレスで相手を追い込むために全力を尽くす。終盤、パフォスが攻撃に出てこられなかったのは彼のおかげでもある。

ソッティル 6.5 – パフォスが彼のエリアを封鎖している間は制限されていたが、相手の守備が緩んだ瞬間、2点目のゴールを演出。

69分から ビラーギ 6 – 守備に専念しつつ、パリージを高い位置に上げる。試合終盤の激しい展開に積極的に関与。

クアメ 6.5 – 4月以来のゴールを強く狙っているのが伝わる。いくつか試行錯誤を重ねた後、ついにゴールを決めて成功を収める。

ラファエレ・パッラディーノ 6.5 – カンファレンスリーグを実験の場と捉えており、一部ターンオーバーとクアルタの中盤起用に踏み切る。試合序盤はスロースタートだが、前半をリードで終える。後半は得点を重ねる一方、終盤には苦しい時間帯もあった。それでも最終的には任務完了。3ポイントを獲得し、主力選手の起用を最小限に抑えた。

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